完結  今日の内容が書きたかった

実例:頚椎を損傷し、首から下を全く動かせない人の話。

この人の頭にコネクタが付いていて、そこに電極を差し脳から直接情報を取り出しています。
(想像できないよね・・・^^; ゴメン
この人の脳は発達し、いまや腕を動かそうと言うのではなく、カーソルを動かそうと思うだけで線が引けるようになりました。
(パソコンのお絵かきソフトで、マウスで書くのと同じような線を引けます)
また、考えただけでロボット脳でも動かせるようになりました。
(第1章のような筋肉を経由するのではなく)
テレビのチャンネルをコンピュータの画面に表示すれば、チャンネル切り替えも出来ます。

結論
この技術を使えばコンピュータのネットワークに接続された機械は世界中どこにあったとしても考えただけで動かせるようになります。これが『脳コンピュータ インターフェイス』です。



『脳コンピュータ インターフェイス』の軍事利用が始まろうとしています。

実例 ロボラットの話

シェーピン教授はロボラットというものを作りました。(教授が命名
なんかロボットのねずみを想像しますが、実際は本物のねずみの頭に取り付ける機械のことです。
機械の概要と仕組みは以下のようになります。
ねずみの脳には外からの信号を送り込む電極が埋め込まれています。(機械のことです)
この電極に無線でリモコンからの信号を送ります。(これが今までと違うところ。今までの接続はすべて有線接続だったのに対し、今回は無線で信号を送ります。したがって、対象のねずみは自由に動き回れます。)
※前章までの、実例に出てきていた各方々は、常に装置(スイッチ)を自分で所有している必要がありました。
リモコンとなっているパソコンの装置通りにねずみは右、左に動きます。
ねずみを右に動かしたい時は、右のひげの感覚をになう脳の部分を刺激します。
そして指示どおり右に行くと、快感をもたらす“快感中枢“を刺激します。
いわば、報酬です。
これをくり返すうちに、指示どおり動かすことが出来るようになります。

リモコンに命令を送ると、高いところが嫌いなねずみがはしごをわたってあがっていきました。
ねずみは普段嫌がる動作を嫌がらずに行います。
それは、複雑な迷路でも可能でした。
最初に進路を決定し、その通りにねずみを通してみせると言って、実際にその通りにマウスを誘導しました。
また、ロボラットの背中にカメラを乗せました。
これで、自分の意志で動かせるねずみ目線の移動カメラが出来ました。(笑)
これは、災害地の瓦礫の中等、狭い部分の散策には非常に役に立つのではないでしょうか。
まだねずみの動きに対してカメラがぶれるのが気になりましたが、別にきれいな画像を取る必要はないと思うので。
だけど今後そういうことももっともっと解決されていくのでしょうね。



サイボーグ技術はさらに脳の機能を新たに作り出そうとしています。

今まで出てきていない、脳の働きは何がありますか?  そう、記憶です。
一人一人すべて違う記憶。
記憶は脳の海馬と言う部分を通ると言われていますが、この脳のシステムを人工的に作り出そうとしています。

セオドア・バーガー教授の研究の話です(カリフォルニア大学)
ねずみの海馬を、まだ細胞が生きているうちに切ります。(小さな肉の塊だと思ってください)
厚さ1mm以下の切片にします。(ハムみたいにスライスします)
この海馬に流れる電気信号を解析します。


そして、それと同じように信号が流れる単純なIC回路を作り出すことに成功しました。
海馬の機能により近づけるため、何度も同じIC回路を作っていきます。
(回路って結構何層にも分かれているんです。それを出来るだけ重ねたりして1チップ化していくと、それだけコストが安くなるのです。機器がどんどん安くなっていくのもそういう理由なのですよ。)
それを何枚にも重ね、人間の脳に近くしていきます。
最終的に1枚にまとめたチップを人間の脳に埋め込む計画です。


人工内耳を思い出してください。
人工内耳では簡単な情報でも脳はどんどん学習していきます。(人間は15000もの細胞がありますが、人工内耳はそれを22個でまかなっていましたよね)
セオドア・バーガー教授は、同じように記憶のシステムでも出来るのではないかと考えています。
脳の機能を広げるために・・・。
そして最終的には記憶をパソコンに保存したり、交換することも視野に入れています。

・・・・・・・・・・・????!?!?!?!!!!!!!!!!!!!!!!

私は人工海馬の話は今回初めて見ました。
他の機械は以前に見たこともあり、ある程度認識がありました。
当然、初めて上記にあるスーツの話を聞いたときには驚きました。
普段の10倍重いものが持てる・・・、それでも十分驚いたのです。
それはつい2〜3年前の話ですよ。(当然開発にはもっと多くの時間を費やしているが、一般に情報が放送されてからの年数は)
それが完成しつつあり、今度は・・・・・・。

だんだん私が書きたかったことが分かってきたでしょうか?
サブタイトルにもあるように、人間はどこに行くのか・・・が非常に心に残ったのです、わたしは・・・。

さらに、今回取材に行った立花隆さんとセオドア・バーガー教授の会話。
Q この技術を脳の機能を拡大することに使えるとしたら、その先に何を見ますか?
A 脳のことがもっと分かれば、脳の情報処理速度を早める加速器だって作れるはずです。ただしこれは社会が決めることです。この技術を使うべきなのか、使うならどこまでか。サイボーグ技術は今、脳の中でその働くシステムが分かってきた部分については機械に置き換えて、徹底的に利用しようという働きが広がっています。脳をどこまで変え、利用して良いのか。


上記を書いていて、自分の感想は・・・、

ポカーン。・・・近代の人間、そのときは頭の回転の速さは、加速器によって変化するのでしょうか・・・。

某アナウンス
「・・・ライブ中の録音、撮影、人工海馬による記憶の保存は禁止となっております。・・・」

↑は極端な話だと分かっています。
いや、自分が極端な話だろうと信じたいのかもしれません。
だけどいつかくるんでしょうね、こんな時代が。

そしてあなたはどこまでを人間と見ますか?
例えば、あなたは足が無くて義足をつけている人や、車椅子の人、を人間と思いますか?別の種だと思いますか?
多分皆さん、人間だと思うでしょう。

では、人工(ロボット)の腕をつけている人、視力や聴力を機械で補っている人を人間と思いますか?別の種だと思いますか?
多分皆さん、人間だと思うでしょう。

では、首から全く下が動かず(体そのものは存在する)、脳を動かして仕事したり生活している人を人間と思いますか?別の種だと思いますか?
多分皆さん、人間だと思うでしょう。

では、痴呆症など記憶がすぐなくなってしまう病気の方が、上記の人工海馬(仮)と加速器(仮)を脳の中に入れ、満足な記憶力と情報処理能力が得られ、社会で普通に生活している人がこの世の中に出てきたら、あなたはこのひとを人間と思いますか?別の種だと思いますか?
多分皆さん、・・・・・・どう思うんだろう^^;

それでは最終質問です。今まで上げてきた技術をほぼ全部導入すると、
では、非常に人間に近いバランスを取ることが出来る胴体があり(実際にあったと思います)、それには脳からの電気信号で動くロボットの手や足が接続され、脳の中には海馬チップをいれ記憶力抜群、情報処理能力も早く、カメラや人工内耳により視覚聴覚も問題なし、そしてその行動をすべて1つの脳が指示出していて、脳の指示どおりに動かして仕事や生活を送っている人がいたら、あなたはこのひとを人間と思いますか?別の種だと思いますか?
多分皆さん、・・・・・・だと思うでしょう。

そして、その脳を外部からコンピュータで自由に操ることが出来たら、(ねずみの話)あなたはこの動かされているものを人間と思いますか?別の種だと思いますか?
多分皆さん、人間だと思うでしょう。


そんな疑問は当然、皆さんが思うわけで・・・・・・

だから、アメリカでは大統領の倫理委員会が設けられ、国を挙げた本格的な議論が始まっています。

ハンク・グリーリー教授(スタンフォード大学)の考え
Q この技術は脳の機能を変化させます。脳が変化すれば人間の人格すら変わってしまうのではないでしょうか?
A 脳は人間の中心であるために問題があるのです。
脳を変えすぎた場合、それでも人間は人間という種に属するのでしょうか?
それとも違う種になってしまうのでしょうか?
人間とは何かと決めるのは非常に難しいことです。
さらに私たち人間を超えたものに変わっていくことが本当に良いことなのでしょうか?
悪いことなのでしょうか?
その答えは私にもわかりません。
この技術が本当に人間に広く使われるようになるまで、あと数年しかありません。
今こそ世界中の人たちが、それがもたらす社会的影響の問題について話し合い、意見を述べ合い、論じ合うべきだと思います。
話し合いが早すぎると言うことはありませんから・・・。


・・・そうだねとしか言葉が出てきませんよ・・・。

まとめ〜【人はどこへ行くのか】
サイボーグというのは人間と機械をある意味融合する技術だと思うのですが、それが本当にこの世界の現実になっているということが分かっていただけたでしょうか?

この技術の先がいったいどうなるのだろうと考えると、1つの方向としては、例えば脳とコンピュータを直接つないでコンピュータを操作する。
そういう方向へ今現実、技術が進んでいるわけですね。
それが可能になりますと、現代社会というのはコンピュータであらゆるものが動いていますから、体が全く動かない人ですら、脳だけでこの世界のあらゆる関係を回復するということが可能になるのです。
このコンピュータだけじゃなくても、人間サイボーグ化の方向であらゆる技術がどんどん精巧なものに、そしてどんどん小さいものになりつつあります。
ですから、人間サイボーグ化というのはほとんど目に見えないくらいの小さな部品となって人間の体にこれからもどんどん広がっていくと思います。
この技術は非常に広く使われる技術になると思います。
その時この技術が違う方向、例えば軍事技術の方向に使われたりするととんでもない人間に(スーパー殺人マシン^^)みたいな能力を与えたるするわけです。
ですからこの技術はこちらの可能性を追えば人間にすばらしい可能性を与えるけれども、反対の方向に行ったらとんでもない(人間に破壊本能を爆発させるような)そういう方向にもいくわけです。
だからスタンフォードの教授がおっしゃっていたように、今こそ我々はこの技術を直視して、いったいこの技術をどっちに持っていくのか。
このことを真剣に議論しあわないといけない時期にきていると思います。
今、この時点だからこそ議論する必要があるのです。

続かない。



本当は強調部分とかいろいろ加えたいけど、時間がないので何もしない><


明日から出かけるのでマイルCSの詳しい予想は日記にかけないかも。


朝早いので今日はこれで。